●都市公園コンクール建設大臣賞 施工 <公園施設>部門
1998年(平成10年)
主催:(社)日本公園緑地協会
●日本建築美術工芸協会賞
1998年(平成10年)
主催:(社)日本建築美術工芸協会
●グッドデザイン大賞・金賞同時受賞
2002年(平成14年)
主催:(財)日本産業デザイン振興会
[授賞理由]
札幌市の北東部で造成を進めている札幌市最大の総合公園。ゴミ埋立地であった土地を、一人の芸術家の発意と関係者の情熱によって雄大なスケールを持った公園へと再生したもの。ネガティブな要素が複合的に存在する土地を活性化し、周囲の住民や生活者に歓迎される場を作り上げた点、札幌市により開発プロデュースの手腕・実現に対する飽くなき情熱が評価された。
●札幌市都市景観賞
2003年(平成15年)
主催:札幌市
●北海道建築賞審査特別賞
2003年(平成15年)
主催:(社)日本建築学会北海道支部
評価対象:ガラスのピラミッド
[授賞理由]
建築がもっとも輝いて見えるのは、環境も含め、その建築にまつわる社会と、そこで活動する人々とともに活力ある行動を包容する姿全体が、体験する私たちにある種の興奮をもたらすときだろう。建築を生み出すプロセスにおいて、「未来の子どもたちのために」というイサム・ノグチの意思が実現していくのを見るにつけ、現在の社会が建築に対してこのような力を求めているということが分かる。新しい人々の集まりが新しい風景をつくりあげるのである。この作品の持つこのような建築の新しい方向性は、真に評価されるべきである。
●第17回北海道赤レンガ建築賞受賞
2004年(平成16年)
主催:北海道
評価対象:ガラスのピラミッド
[授賞理由]
大きなスケールの一部として<予め与えられた形態>を<建築化>するという、ともすると受動的なスタンスに陥りがちな状況下で、建築への昇華、洗練が十分に遂行されている。彫刻家故イサム・ノグチ氏の創作意図を踏まえつつ、建築固有のスペックを丹念におさえ込んだ建築家の力量、それを実現させた施工の技術力は高く評価できる。 アートあるいはランドスケープデザインと建築のコラボレーションが結実した好事例といえる。また、ゴミ処分場を公園に転換するという構想がもつ現代的意義も大きい。
●日本都市計画家協会「北海道支部賞」
2006年(平成18年)
主催:(NPO)日本都市計画家協会
評価対象:札幌モエレ沼公園における市民と行政との協働による公園運営のあり方
●全国都市再生まちづくり会議「まちづくり賞」
2006年(平成18年)
主催:(社)全国都市再生まちづくり会議
評価対象:「モエレ沼公園の活用を考える会」の活動
●土木学会デザイン賞2007「最優秀賞」
2007年(平成19年)
主催:(社)日本土木学会
[授賞理由]
この公園は、イサム・ノグチの遺作であると同時に、パブリック・パークの一つの到達点である。ランドアートともいえるこの早大な環境彫刻空間は、豊かな芸術性を保ちながらも、人間の情緒に強く、そして素直に訴えかけるリアリティを持っている。多様な意味性とシンプルな造形性は、絶妙のスケール感に支えられて、北海道の風土とそこに住む人々の気質に素直に響き合っているようだ。
●日本クリエーション大賞「環境アート賞」
2007年(平成19年)
主催:(財)日本ファッション協会(日本商工会議所)
評価対象:彫刻作品「モエレ沼公園」とその価値を生かす公民協働体制
[授賞理由]
彫刻家イサム・ノグチ氏の思いを引き継いだ多くの関係者の熱意で、広大なゴミ埋立て地が今や多くの札幌市民が訪れる憩いの場に生まれ変わったこと。またその価値を守り、次代に伝えていくために、市民と行政が協働し運営に取り組んでいる点が評価された。
●日本建築学会賞 2008年(平成20年)
主催:(社)日本建築学会
評価対象:札幌モエレ沼公園の実現に関わる17年の活動
2008年4月末現在