どんぐり通信 第一号 (発行人:山本仁)
●プレどんぐりプロジェクト一人で勝手に始めました 1.どんぐり集め まずは自宅の近くの大谷地北星学園隣の大谷地の森公園(ちょっと自慢をするとこの公園の名前は私が付けています)のコナラ林を訪ねました。 ここは北限のコナラ純林として北海道の条例で学術自然保護林地区(約1.8ha)として指定されています。(ミズナラは全道にありますが、コナラは比較して暖かい地域に生えています)開拓される前はこのあたり一帯はこういう森林で覆われていたのでしょう。すぐ近くには、たかくら緑地がありおなじように自然林が残されています。いまでは札幌周辺に残された数少ない自然林として貴重な存在となっています。
コナラの林 林に入ってみます。少し注意深く観察すると根元近くからすぐに分かれて株立ちしている木が少なくないのに気付きます。本来はコナラなどの木は株だちする性質はありませんので、切った株から萌芽して成長したものです。このことからこの林は数十年前に伐採された2次林である事がわかります。木の大きさから見てここが伐採されたのは戦後すぐあたりでしょう。しかし、中には一抱えもある樹も残っています。札幌市史には開拓期から薪や炭の燃料として月寒から奥の地域の山は盛んに伐採されてきたことが記載されています。また、大規模な山火事が何度もあったようです。
黄葉したコナラ。この木の実は一回り大きい。 一番目立つ大きなコナラの木の下には割と小粒のどんぐりがいっぱい落ちています。 大きいのから小さいのまで一つ一つはかなり大きさに差があります。連日の雨模様の天気からか、すでに少し芽が出はじめているのもあります。
これは我が家のクリです。もとは20年位前に豊平区の天神山で拾ってきたものです。 甘くてなかなかいい味です。今年は随分採れました。
これはうちの事務所の駐車場に落ちていたコブシの種です。 鳥が咥えてきたものでしょうか。二粒。しかし、蒔くとき飛ばしてしまい一粒になってしまった。
札幌医大の緑地で拾いました。この木の親は明治24年に北米のアーノルド植物園から北大植物園に送られて来たものからから始っています。正門前から道庁にかけて巨木のアカナラ並木になっています。
2.どんぐりの苗床作り 今年はじか植えします。庭の片隅に遊んでいた場所を均して苗床をつくりました。 各種とも20粒植えてみました。
3.どんぐり植付け 来春に芽が出たらポットに植え替える予定です。 少し土をかけて後はたっぷり水遣り。秋の陽は釣瓶落とし、暗くなってきました。 芽が出てきたらまたお知らせします。
4.なぜやり始めたか? 本格的などんぐりプロジェクトは来年からはじめたいのですが、実際にやってみて画像や苗木をつくり、実物を皆さんに見てもらい説明した方がいいなと思ってはじめました。 本当に上手くいくかも見てもらいたいのです。コナラとアカナラは大分拾ってきましたので、MFCメンバーには特別に無料でお分け致します。自分でも蒔いてみたいという方は私までご連絡ください。 ※注 昨年の12月でプレゼント終了致しました。 |
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