イサム・ノグチ展 in ガラスのピラミッド
●概要 イサム・ノグチ(1904~1988)は、日本人の父、アメリカ人の母を持つ、20世紀を代表する彫刻家です。その活動は彫刻のほか舞台美術、庭園、照明器具、プロダクトデザイン、公園など大規模な空間デザインまで多岐にわたっています。ニューヨークを制作の拠点に、日本では香川県牟礼町にアトリエを構え、晩年を代表する数々の石の作品制作に取り組みました。 その代表作の一つが1992年札幌大通公園8丁目に設置された黒花崗岩のブラック・スライド・マンドラです。 本彫刻展は、氏の作品であるガラスのピラミッドを舞台に、日本で製作した陶作品、最晩年のブロンズ作品まで30数点を展示し、イサム・ノグチの創造の世界をたどります。 さらに、イサム・ノグチ氏の弟で写真家の野口ミチオ氏の作品も展示し、イサム・ノグチ氏の素顔等とともにその広い創作活動を紹介します。 ますます評価が高まるイサム・ノグチ氏の作品を、ガラスのピラミッドと共に体感して頂ければ幸いです。
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●展示作品 イサム・ノグチ No. 作品名 制作年 素材 寸法(高さ×幅×奥行きcm) 所蔵 1 Figure Emerging 1952 ブロンズ 185×80×65 個人蔵(札幌) 2 リバーサイドドライブの模型 1961-85 ブロンズ 12.8×169×48.3 個人蔵(江別) 3 ラジオ・ナース 1937 ベークライト、他 21×17×15.5 香川県文化会館 4 グレゴリー 1945-69 ブロンズ 168.7×50×39.3 イサム・ノグチ財団 5 不思議な鳥 1945-72 アルミニウム 143.8×56.3×50 イサム・ノグチ財団 6 種子 1946 ブロンズ 31×30×60 イサム・ノグチ財団 7 化身 1947 ブロンズ 195×60×82.5 イサム・ノグチ財団 8 プレイグラウンド 1951 石膏 7×50×50 香川県文化会館 9 広島の原爆慰霊碑の製作模型 1952-82 石膏 19×36×13 イサム・ノグチ財団 10 ひまわり 1952 陶 65×34×18.5 草月美術館 11 おかめ 1956 鋳鉄 24×24×10.2 草月美術館 12 おかめ 1956 鋳鉄 23×19.1×11 草月美術館 13 鐘のイメージ 1956 鋳鉄 85×26×19 草月美術館 14 自身 1956 鋳鉄 104×25.5×25.5 草月美術館 15 女(リシ・ケシュにて) 1956 鋳鉄 35.5×44×22 イサム・ノグチ財団 16 無限の連結 1957 鉄(3個) 55.9×33×24.8(各) イサム・ノグチ財団 17 限り有る生命 1959-62 ブロンズ 190.5×50.8×45.7 イサム・ノグチ財団 18 クメール 1961 ブロンズ 141.8×32×49 香川県文化会館 19 夢窓国師のおしえ 1962 ブロンズ(5個) 46×64.2×55.5、41×50.7×48、31.5×68.5×60.5、12×53×52、8.5×64×61.7 香川県文化会館 20 細胞有糸分裂 1962 ブロンズ(2個) 30×25×30、40×35×30 イサム・ノグチ財団 21 孤独 1962 ブロンズ 29.4×29.4×189.4 イサム・ノグチ財団 22 住人 1962 ブロンズ、アルミニウム 137.2×38.1×42.5 イサム・ノグチ財団 23 通霊の石 1962 ブロンズ、アルミニウム 134.6×139.7×35.6 イサム・ノグチ財団 24 シナイ 1967 ブロンズ 89×56×36 香川県文化会館 25 ドット・ダッシュ 1972 ステンレス 135.2×91.4×76 香川県文化会館 26 エンティティ 1982 鉄、石 157.5×56×36 香川県文化会館 27 雨の山 1982 亜鉛 鍍金した鋼鉄 240×78×63 草月美術館 28 びっくり箱 1984 亜鉛 鍍金した鋼鉄 173.5×48.5×34 香川県文化会館 29 ジグザグ・テーブル 1984 亜鉛 鍍金した鋼鉄 50×77.5×75 イサム・ノグチ財団 30 メッセンジャー28 1987 ブロンズ 145.7×41×49.5 香川県文化会館 31 道化師のような高麗人参 1987 ブロンズ 101.5×38.1×40.5 香川県文化会館 32 リス 1988 ブロンズ 62.2×51×39.3 香川県文化会館
野口ミチオ No. 作品名 撮影年 素材 寸法 ( 縦×横 cm) 所蔵 m.1 マチュ・ピチュの春を楽しむイサム・ノグチ 1983 カラー写真 29.3×20 イサム・ノグチ日本財団 m.2 イサム・ノグチ 石切場にて ── カラー写真 43×35.5 m.3 <無> ── カラー写真 29.3×20 m.4 <黒い太陽>シアトル美術館前庭 ── カラー写真 29.3×20 m.5 最高裁判所<石彫噴水> ── カラー写真 29.3×20 m.6 <モモタロウ> ── カラー写真 20×29.3 m.7 <水石> ── カラー写真 20×29.3 m.8 <I世のために> ── カラー写真 20×29.3 m.9 <タイム・アンド・スペース> ── カラー写真 20×29.3 m.10 <ブラック・スライド・マントラ> ── カラー写真 29.3×20 m.11 イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク) ── カラー写真(2点) 29.3×20(各) m.12 イサム・ノグチの住居<通称イサム家> ── カラー写真 20×29.3 m.13 イサム・ノグチの仕事場 ── カラー写真 20×29.3 m.14 イサム・ノグチの仕事場 1970年代前半 白黒写真 29.9×23.4 m.15 イサム・ノグチの仕事場 1970年代後半 カラー写真 20×29.3 m.16 イサム家の上の庭 1983-85 カラー写真(2点) 20×29.3(各) m.17 イサム家の上の庭 1983-85 カラー写真 29.3×20 m.18 <あかり>展示蔵2階 ── 白黒写真 20×25.3 m.19 制作中のイサム・ノグチ ── 白黒写真 25.4×20.3 m.20 制作中のイサム・ノグチ ── 白黒写真 25.4×18.6 m.21 制作中のイサム・ノグチ ── 白黒写真 17.2×25.1 m.22 イサム・ノグチ イサム家上の庭にて ── 白黒写真(5点) 20.3×25.4(各) m.23 イサム・ノグチ 仕事場にて ── 白黒写真(2点) 20.3×25.4(各) m.24 イサム・ノグチ イサム家前にて ── カラー写真 25.4×20.3 m.25 草月会館ロビー制作 1977 白黒写真(4点) 20×29.3(各) m.26 草月会館ロビー制作 1977 白黒写真(4点) 29.3×20(各) m.27 草月会館ロビー制作 1977年頃 白黒写真 28.2×24 |