2005年
2005.06.25〜08.28

坂田栄一郎・天を射る

地球を彫刻することを夢見てきた世界的彫刻家、イサム・ノグチにとって、彼の生誕101年にあたる2005年は、記念すべき年となります。生涯最大のプロジェクトでもある札幌・モエレ沼公園が、2005年夏、いよいよ完成するのです。

このモエレ沼公園のグランドオープンを記念して、「坂田栄一郎 天を射る」展が開催されます。

 

坂田栄一郎氏は肖像写真を中心に活動を展開し、作品の中にそれぞれの世相を反映させているとして、国内外で高い評価を受けています。その被写体となるのは、世界的なサックス奏者渡辺貞夫、ダライ・ラマ法王14世テンジン・ギャツォ、フランスの映画監督パトリス・ルコントなど、日本国内はもとより世界各地で活躍するあらゆるジャンルの人々に及び、彼の活動の大きさを伺わせています。

本展覧会では、約7年前から撮りおろされた作品約50点を展示。モノクロの人物と色鮮やかな自然との対峙を軸に、氏のテーマである「人間」と「自然」、「環境問題」をより深く表現しています。

 

『人間と自然の関係がこれからうんとできないと、人間は可哀相なものになるのではないか…』。モエレ沼公園マスタープランを構想中にイサム・ノグチが語った言葉の意をまさに汲み取るように、「モエレ沼を舞台に開催したい」という坂田氏の強い希望で本展覧会は実現します。

「自然」と「人」、2つの写真が対峙し作り出すメッセージは、希薄になりつつある自然と人間の関係に問いを発信し続けたイサム・ノグチの心と共鳴しあい、見ている人々の心に慈雨のように響くに違いありません。

 

来場者の声

「並べられた2枚の写真が融合しかもし出す雰囲気がとても絶妙でおもしろかった。」
(20代女性、会社員)

 

「写真が素晴らしい。コメントは短いながらもその人となりが上手に表現されていました。」
(20代男性、会社員)

 

「顔は大事。人生の写しかな?」
(40代男性、会社員)

 

「並べられた2枚の写真が融合し、かもし出す雰囲気がとても絶妙でおもしろかった。」
(20代女性、会社員)

 

「人物と自然の融合が何ともピッタリ合っていて見ていて不思議な感じがした。」
(50代女性、主婦)

開催概要

展覧会名

坂田栄一郎・天を射る

会  期

平成17年5月28日(土)〜平成17年8月28日(日)
ただし、6月6日(月)と7月11日(月)は休館

開場時間

午前10:00-午後6:00(入場は午後5時30分まで)

会  場

モエレ沼公園 ガラスのピラミッド

主  催

北海道新聞社 札幌テレビ放送 財団法人札幌市公園緑化協

協  力

モエレ沼公園プロモーション実行委員会

特別協力

モエレ沼公園の活用を考える会(モエレ・ファン・クラブ)

 

観 覧 料

・ 一   般 : 600円(500円)

・ 大学・高校 : 400円(300円)

・ 小・中学生 : 300円(200円)

       ※(  )内は前売及び10名以上の団体料金