みんなで一緒にモエレ冬のコンサート開催のお知らせ

2017/10/23 (Mon) 12:41

 

 

昨年初めて開催し、大変好評でした「親子で楽しむクラシックコンサート」。
今年も「みんなで一緒にモエレ冬のコンサート」として、開催します!
MFC会員のピアニスト、奥出かおりさんのピアノと、
ソプラノ歌手、浅原富希子さんの、大人も子供も楽しめるコンサートです。
ご家族連れはもちろん、大人だけでも、おひとり様でも大歓迎♪
今回は12月開催で、少し早めのクリスマス気分も味わえるかも・・・。
是非モエレ沼公園ガラスのピラミッドへ足をお運びください。

 

■日 時:2017年12月9日(土)  開場:午後1時30分  開演:午後2時
■内 容:
第1部 ソプラノとピアノのミニコンサート
(会場:ガラスのピラミッド スペース1)

休憩時間にはモエレのレストラン「ランファン・キ・レーヴ」さんから
お菓子のプレゼント!

第2部 みんなで歌おう
(会場:ガラスのピラミッド アトリウム2)
■料 金:一般・大学生 1,000円、中高生 500円、小学生までは無料!(全席自由)
■お申込み・お問い合わせ:氏名、連絡先、電話番号を明記の上、
FAX(011-796-6936)またはメール(moerefan@moerefan.or.jp)でご連絡ください。

 

主催:NPO法人 モエレ沼公園の活用を考える会(モエレ・ファン・クラブ)
特別協力:レストラン「ランファン・キ・レーヴ」
協力:公益財団法人 札幌市公園緑化協会
後援:札幌市、札幌市教育委員会

モエレ沼公園ガイドツアーを開催しました!

2017/10/20 (Mon) (Fri) 12:31

10月15日(日)10:00より、昨年に続く第2弾のガイドツアーが行われました。

 

昨年は「海の噴水」の内部構造を特別に観察するツアーでしたが、今回はモエレ沼公園が計画された経緯や設計段階での打ち合わせ内容・ご尽力された内容をグランドデザインを担当された斉藤事務局長と建築の実施設計、現場監理を担当された森本さん、発注者である札幌市の武市さんから直接時系列で説明していただきました。

 

特に私が興味を持った内容は、湿地帯だった地盤に深さ30mの杭で地盤が支えられている事やごみの埋め立て地だった為、発生するガスを抜く仕組みがなされてたり、ガラスのピラミッドの構造計算の件・壁やサインの材料がSUSブラック発色材になった経緯、モエレ山の内部構造、海の噴水の水流の模型実験、テトラマウンンドの表面仕上のテクスチャー習得に北海道から職人がニューヨークに赴いた話等々です。

 

そして当時北大の教授をされていた小林会長が中心となり「市民の立場で公園を盛り上げて行こう!」とモエレ沼公園のオープンに合わせたイベントを企画、イサムギャラリーでのイサム・ノグチの展覧会が開催され、この活動が現在のMFC(モエレファンクラブ)設立の基礎となり、その後、「公園の活用を考える会」として子供向けのワークショップやコンサート、間伐材の伐採や間伐材を利用した楽器作りなどのイベントを行ってきました。

 

私達のこれからの目標と課題はイベントの開催と同時進行で老朽化していく施設のパークマネジメントにどう関わっていくかです。

 

10:00~11:30の短い時間では全てを聞くことは無理でしたが、完成した現在では見えていない経緯の数々を繰り返し聞く度に、関わった方々が、困難があっても「イサム・ノグチだったらこうしただろう」という高い目標に向かって一つ一つ問題をクリアしていった努力に関心しました。公共事業でこれほど妥協せずに整備された事例は珍しいです。

 

公園計画の立ち上げから今日までモエレ沼公園に携わった方々の意志を継承し、次の世代の子供達に伝えていくにはどのようなアプローチが相応しいのか、じっくり考えたいなと思いました。

 

このような貴重なお話を土木・建築に興味を持つ学生達にも伝えたいなと思いますし、今後も施設毎のエピソードを掘り下げて聞きたいです。

 

その後は、いつも楽しみにしているランファン・キ・レーヴでのランチ。

 

珍しいピンク色のススキを窓越しに眺めながら、秋らしいサンマのスモーク等々に舌鼓・・・
充実の日曜日でした。