10月27日(土)は絶好の秋晴れに恵まれ、6名の参加者で、モエレ沼公園の樹木の間伐を
行いました。「モエレ沼公園環境づくりワークショップ」と題していますが、早い話が樹木の間伐作業なのです。
モエレ沼公園の造成当初に植栽された樹木には、当初の目的を終えたものや、成長により過密状態になっているものがあります。
今回は、午前中にさくらの森の園路沿いのモンタナマツの除伐、午後には過密状態となっているオオバボダイジュの間伐を行いました。
昼食をはさんでの5時間コース。
当初は時間も長く大変だな~との気持ちだったのが正直なところです。
①張り切って?作業場へ向かう参加者
②モンタナマツの間伐に夢中
午前10;00、公園管理事務所の所長さん、植物管理担当のSさんと共に作業を始めます。
最初は、モンタナマツも少し残して切る間伐の予定でしたが、よく切れるのこぎりで切る快感と、きれいになくなった作業の効果に参加者一同夢中になり、間伐ではなく予定していた個所のモンタナマツをほぼ全てなくしてしまいました。(午後には、残作業や切り株が気になった所長さんが、一人で全てをきれいに切ってくれました。感謝!)
③枯れたモンタナ松の枝を払い、根元から切って行きます。
パニエ謹製の美味しいカレーとオニオングラタンスープでほっと一息したあと、午後はいよいよオオバボダイジュの間伐です。
とはいっても、直径30cm、樹高10mはあろうかという巨木を素人の私たちが切れるわけがありません。
木に登り、樹木を切るのは管理事務所の職人さん。
私たちは、落ちてきた枝や幹を短く整える「手元」です。
職人の技に見とれ、また、「わざと枯れた樹木も虫や鳥たちのために残しているんですよ。」というような公園管理の「いい話」なども聞きながら、私たちもいそいそと作業します。
管理事務所のSさんNさん、ありがとうございました。
④倒す前に枝先に登り枝を払う職人さん
⑤落とされた枝を片付け
間伐により、桜の木は四季の日差しをいっぱいに受け大きく枝を張りきれいな花を
つけることと思います。
また、不要木の除伐を進めることによりモエレ沼公園の景観もより良くなることでしょう。
何より実感したのは、木を切る作業は楽しくストレスの解消になるということ!
今回は6人と少ない参加者でしたが、皆、またやりたいと口をそろえていました。
樹木の間伐などの維持作業は、本来は管理事務所の仕事です。
でも、公園や自然について学べることもある作業に、私たちが楽しみながら参加すること
の意義はとても大きいと感じました。
来年はぜひ、私たちと一緒にこの作業をやりましょう。